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更新日:2025年10月3日

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記者会見の要旨(質疑応答) - 令和7年10月2日 -

  • 令和7年10月2日(木曜日) 14時00分~

記者

   最低賃金の引き上げの支援策の周知・活用についてお聞きします。10月17日から募集を開始予定ということで、それに合わせて特設サイトの方も開設とありますが、特設サイトの方も10月17日から開設するということでよろしいでしょうか。

商工労働部長

   今、申し訳ないんですが、10月17日に特設サイトも開設ということになっています。できるだけ早くしたいと思っておりますが、申し訳ございません。

記者

   特設サイトの中で募集の方を受け付けるということでしょうか。

商工労働部長

   電子での受付は今のところ考えていなくて、紙で、郵送で受け付けるということを想定しております。

知事

   なぜ、電子で受付しない。

商工労働部長

   賃金台帳のコピーなど、どうしても資料の確認が必要なことがありまして、もちろんPDFとかをスキャナーで取り込んでいただくことも可能なんですが、まずは、紙ベースで、スピード重視なので、申し訳ございません。

記者

   兼六園周辺文化の森の件ですが、昨年度と比べて約30万人減少、目標値とも100万人ぐらい離れているということで、議会の方ではエスカレーターやエレベーター設置すればいいのではとの声もありました。知事としては、今後、どのように 賑わいを創出していくか、何か案があれば教えてください。

知事

   大きな考え方としては、当然、国と県と市のそれぞれの連携は、必要だと思います。イベントの開催とか、バラバラにやっているより、この一帯でやっているんだなという協力した体制、場所が盛り上がりに繋がるんだと、関連して言えば、回遊性です。従って、一帯を、これも国、県、市の連携で回遊する楽しみ、歩く楽しみ、そこのところにフォトスポットなどを含めたですね。インスタ映えをするような見栄えも必要です。そんなに、お子さんと一緒であったとしても、絶対に20~30分で歩けば回れるエリアですから、まさしく国立工芸館、県立美術館、市21世紀美術館など、あの一帯の回遊性を高めるための連携をとても必要だと思っています。

記者

   実際、エスカレーターとエレベーターをつけた方がいいと知事は思ってらっしゃいますか。

知事

   目がキラッと光りましたね。あった方がいいと思いますか。

記者

   そうですね、必要だと思います。

知事

   なんで。

記者

   結構、上り下りが急なので、高齢者の方とか、疲れるというのがあります。

知事

   私もそう思うんですよ。年配の方、障害のある方などですね。ただ、ランニングコスト、建設費等も考えると、それは、議会とも調整が必要ですが、これほど国、県、市の施設、文化施設が集約しているところは、なかなか全国にありませんからその回遊性ということを考えると、観光地としてだけではなく、文化的な都市、金沢の魅力向上のためには、私は、エスカレーターはあった方がいいと思っています。

記者

   学力テストの結果発表がありましたが、今年も石川県が上位だったということで、知事の受け止めを。

知事

   一言です。これは教職員の皆様の取り組み。また保護者をはじめ、ご家庭の取り組み。何よりも努力をした児童、生徒の成果というふうに受け止めております。

記者

   認証米制度についてお伺いしたいんですが、先進地の新潟でも、トキの飼育、繁殖されていますが、佐渡のブランド米についても、取り組みが進んでいます。佐渡の方は、世界農業遺産の保全計画か何かに、しっかりと認証制度というのが定義付けされていると思います。石川県では能登の里山里海に関して、保全計画というのが多分、今年度、最終年度だと思うんですが、次の計画に、今回の認証制度というのをしっかりと位置付けていくことが必要かと思いますが、何か、知事のお考えがありますでしょうか。

知事

   農林水産部長からお答えします。

農林水産部長

   すいません。佐渡の件は承知していませんが、そういった先進事例があるのであれば、我々も、これは重要な取り組みだと思っておりますので、そうした中で、改定する中で、どういうふうに取り扱って行くのかは、検討して行きたいなと思っております。

知事

   私は是非、検討する必要があると思っています。

記者

   認証米について、これからの議論になるのかなと思いますが、価格帯について、お考えを伺いたいです。当然、通常のものよりも付加価値としてある程度の価格をつけると思いますが、近年、米の価格高騰で、かなり通常、通常という表現が正しいのかどうかは、あれですが、かなり高騰しています。そうした中でこの認証米について、どういう基準といいますか、お考えで設定するのか、お伺いしたいと思います。

農林水産部長

   具体的にいくらというのは、まだまだ検討して行かないといけないと思っています。元々、新たな高付加価値を付けるということですので、通常、通常といいますか、今売れてるお米よりは高い値になるように考えて行きたいというふうに思っております。ただ結構、今、米の価格が全般的に高いので、兼ね合いも考えて行かないといけない。非常に、なかなか悩ましい問題だなと。

知事

   これ、部長そういうふうにおっしゃいました。何百万トン取れるんですか。

農林水産部長

   初年度はですね。今、正にそういった取り組みを進めている最中でありまして、モデル地区。今60ヘクタールぐらいやっておりますけれども、何とか今年度中に、200ヘクタールぐらいまで伸ばせないかなというふうに思っておりますので、そこから単純に反収といいますか、かけて単純に計算すれば800トンぐらいになるのかなというふうに思っていますが、それを、もっと増やせるように。

知事

   これ、そこ今、言おうとしたんですが、800トンの、トキが放鳥され、トキが生活するエリアの環境に配慮したお米、そういう付加価値と被災地で努力をして、生産者がお作りいただいたお米という、この二つの面からの付加価値つまり、800トンを作るために大変な労力、汗も流しているわけですよ。このブランド価値は、5キロでいくらになるんでしょうか。ブランド戦略課長。私から質問しますよ。5キロ1万円で売れると思う。

ブランド戦略課長

   1万円という価格ですと、なかなか。そのときに関心をお持ちの方も、なかなか手が出ないのかなというふうに思います。

知事

   高級ホテルとか旅館とか、特別のトキの生育環境に配慮したお米ですという売り方をして、ブランド価値を最大限に引き上げて限定して、売り込むという手法も私はあっていいと思ってるんですが、どうでしょうか。1万円より高い、安い。

ブランド戦略課長

   取り組みをまずは理解していただくというところに注力をしてまいりたいと思います。その取り組みの結果、価格もついてくるのかなと思います。

知事

   あと、米の味、味質と言っていいんですか。その周辺状況のブランド化と、実際にいわゆる味質、食べて美味しいと言われるような味質というのは比例するんですか、比例しないんですか。これは美味いというですね、よく言われるのは。米でも、寒暖差の大きい。お水の美味しいところは、能登の米は美味いなと言って、非常に高くてもお買い求めいただく方が多いんですよね。そういう意味では味の質からブランド性を強調して、高く値段をつけて貰うってことはできるんでしょうか。農林水産部長。

農林水産部長

   そういうところを評価していただければ、そういう値段だと思う米とかですね、棚田米とかも美味しいということで、そういったボランタリーブランドになっておりまして、価格も通常のお米より高いというのがあります。そういったところは、あるんではないかと。

知事

   いわゆる特別栽培米という言い方もあります。特別栽培米よりも高く売れて欲しいんですけど、農林水産部長。

農林水産部長

   結構、今回のトキの米の取り組みを、減農薬・減化学肥料という、所謂、特別栽培米みたいな5割減減みたいなところもありますし、3割減減というところもあるので、この特別栽培米のところに更に、そのトキの、トキが育つようなみたいなふうの付加価値といいますか、そういうものをオンして行くそういうイメージなので。

知事

   一応今のところは800トンという数値が出ました。そしてブランド化についての何をどう評価するのかということは、私と部長のやり取りを聞いていただいて、お分かりいただけたと思います。そういった中で、勝手に、私どもが値段決めていい話ではありませんので、より高く売れていただけると有難いなと、来年以降に繋がりますよねとそういうふうに思います。

記者

   公費解体についてお伺いしたいと思います。一応10月末を目安、目途として進めてまいりました。直近のデータを見ると、かなり進捗して、9割弱ぐらい全体として来ています。その中で、七尾市が21日の速報ですと、別管理建物を抜いた数字で、申請等数に占める割合が69パーセントということで、一つなかなか進んでない現状があります。先ほども言いましたが、あくまで目安ということなので、最後の1件まで付き合うお考えかと思いますが、早期完了を目指しているのも事実で、七尾市の状況というのを工程管理会議もやっていると思いますが、どういう報告を受けているのかというのと、今後、その七尾市をどうフォローアップしていくのか、お考えを伺いたいと思います。

生活環境部長

   七尾市の進捗状況については、随時把握しているところでございます。今、遅れている原因についても、いろいろ聞き取りをしておりまして、それで、一つ一つ今ご紹介することはしませんが、それに対する対策についても、きちっと相談しながら、また解体協にも相談しながら、今対応しているところですので、10月末の解体目標に向けて、まずはしっかりと頑張っていきたいと。

知事

   仄聞するところ、しかも8月、9月、駆け込み申請が結構バタバタしたと同時に、やっぱり駆け込み申請来ても、審査通して、業者と持ち主が立会いのもとで、計画を作って、日にちを決めて、解体をして、中の荷物をどっかに運んでと、これに大変作業かかるわけでありまして、これ七尾さんが遅れているんじゃないかというものではなくて、そこまで考えざるを得ない。駆け込み申請ということは、本当は残しておきたいとか、いろんな事情で、お考えがある中で、申請の期限ということもあったわけでありますから、それも持ち主の葛藤、こういったこともあるのかなというふうに仄聞しております。

記者

   これ審査の手続き上に、例えば課題があった場合、マンパワーの部分というのが大きいかなと思います。県として、そこの部分をフォローする考えというのは今のところ、どうでしょう。

生活環境部長

   審査の部分につきましては、例えば審査ですとか、あとどういう過程で進めていくのか、コンサルタントに、我々、実はお願いしているところなんですが、その体制を充実するなど、そういう対策もやっているところでございます。

知事

   つまり、工程管理会議で、なぜかという理由は出てきていますから、それを踏まえて必要であればバックアップをするというのは当然です。

記者

   成長戦略についてお伺いします。前進も半数ほどある中で、後退も前年度と同様だというところで、率直に今、24年度の成長戦略の実施状況について、知事の受け止めを伺います。

知事

   まず、2つ自覚をしなければいけないのは、令和6年でありますから能登半島地震と奥能登豪雨の影響は要因として、これは、社会的要因なのか、自然災害の要因としてあるんだろうと思います。これ1点目、2点目は、その災害を除いた上での 社会的トレンドとしての人口減少や少子化や人手不足、そういったことがあるんだろうな、そういうふうにまず評価する必要があると思います。その上で、今後、そのデータ分析をしながら、より前進に向かうような政策を打っていく必要がありますので、データの出方、分析これにはよりナーバスに、職員の諸君と一緒に、分析をして取り組んでいきたいと思います。

記者

   先程のご報告に、成長戦略、達成状況の分析をして、成長戦略見直して行くとありましたが、それはこの成長戦略が地震、豪雨の前に策定されたものというのもあるので、地震や豪雨からの復旧復興も考えた上で、見直していくのか、何か知事のお考えなどありますでしょうか。

知事

   二つあります。元々毎年、KPIの指標などを具体的に見ながら、大きな目標も含めて、毎年データを見ながら見直していきましょう。としていました。これが1点目。2点目は、今、おっしゃった通りです。災害のダメージから想定以上に数値は悪く出ています。それで見直しをせざるを得ませんねと思っています。

記者

   トキの米作り認証制度についてお伺いします。こちらの対象となる地域としてはどのあたりなんでしょうか。それは例えば羽咋市内ないし能登のことなのか。キャッチコピー的にあり得ないのかもしれませんが、加賀、小松でも同じような作り方をしたらそれは制度の対象になるのか。教えていただければと思います。

農林水産部長

   基本的に、モデル地区というのはですね。はっきり言えば、北の方で設定しており、各市町設定しておりまして、そこを中心に、今、取り組みを広げているというようなことですので、基本は北というかですね。そこを対象に考えています。

知事

   話をつまみますが、彼がおっしゃったように、お米の栽培の仕方を正しくトキ放鳥したエリアと同様に、肥料もできるだけ少なくして、有機栽培をするなどして、 いや、だったら、トキは、鎖で繋いでおけないから、縛らなかったら来るんじゃないの、もしかしたら。

農林水産部長

   可能性はあると思いますが、今のところそういうことで始めておりますので。 トキがまた定着してきて、また広がってくればそれを、確かに行くかもしれません。そういう意味では、全県的な取り組みになるかもしれません。すいません、間違えました宝達志水町以北です。以北をモデル地区と設定してやっております。

知事

   小松市はダメなの。

農林水産部長

   小松市は今、そこに入っていない。今の中で。

知事

   今後入る可能性はあるの。

農林水産部長

   今後そういった取り組みが進んで、トキが定着するようなことになれば、当然あり得るのかなと思いますが、今のところは、元々、始まりは、そういったところの宝達志水より以北のところではあります。

記者

   トキの米について1点教えていただきたいんですが、先程、800トンという具体的な数字が出たんですが、今、大体何軒の農家さんがこの取り組みに協力もしくは参画する予定なんでしょうか。

農林水産部長

   その具体的な数字っていうのは、持ち合わせておりません。正にその取り組みを広めようとしておりまして、先程、申し上げました。モデル地区というのが今県内9地区ありまして、そこが大体60ヘクタールぐらいの取り組みですが、それを今、横展開してどんどん広げています。今のところ、今年度は200ヘクタールぐらいのエリアで、そういった取り組みができるんじゃないかと、その中で単純に、そのあたり10アールあたり7俵ぐらい取れると計算して、掛ければ800トンということで、かなり大雑把な数字にはなりますが、そういう数字ですので、具体的にその200ヘクタールの農家数がいくらか、そこまでは押えきれない状況です。それをまた、更に広げて行くということで今頑張っています。

記者

   最低賃金の支援策に、賃上げ環境整備助成金、被災小規模事業者賃上げ支援金と2種類ありますが、これは被災地、被災した事業者、小規模事業者の方も、左側のこの整備助成金をダブルで申請するのは可能なんでしょうか。

商工労働部長

   もちろん、ダブルで申請できます。

知事

   要件に合えば、ダブルOKです。ということです。要件のところですね、県でも広報いたしますが、そちらでも強調していただけるとありがたく思います。

 

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